院長コラム

2024.05.07

イネ科花粉症とスギ舌下免疫療法

GWも終わり仕事や学校の毎日となりました。コロナのことなどいつのことだったかと忘れておられる方も多いようですが、相変わらず陽性者は出続け、激似の症状の方も減ってはいません。むしろGW前には増加傾向にありました。咽頭痛、咳、声がれ発熱などが主な症状ですが、症状の強さはかなり個人差があります。熱は平均3日程度であることが多いようです。
ほかの症状は12週間程度で治まりますが、23か月が続くこともあります。疑いのある方はまだ検査も行っていますので、来院時にその旨受付で伝えてください。

スギ・ヒノキ花粉症も終わっていますが、イネ科カモガヤ・オオアワガエリなどの花粉症は4月の第2週目からと早めで結構多めの飛散量となっています。スギ・ヒノキが少なめでしたのでイネ科は多めとなります。
スギ花粉症の舌下免疫療法を始めようという方は、早めに電話で受付に初回を予約してください。初回当日は午前840までに来院していただき説明をまず聞いていただきます。その後薬局で初回内服分の薬剤を受け取ってきていただき、実際に内服します。その後院内で約30分副作用に関して異常が起こらないかお待ちいただくことになります。
合計1時間以上の時間を要することになります。2回目以降は午後の診察でも大丈夫で、1週間後とさらにその2週間後に再診いただくことになります。あとは1か月に1回の受診になります。