ご来院の方々へ~マイナンバーカードの保険証利用~
当院では、国の施策により、医療DXの推進のためオンライン確認を導入しております。今後はマイナンバーカードの利用の拡大にともない、医療機関同士の連携による適切な診療や、薬の重複防止・相互作用の確認等を推進することで、より安全で質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。
〇問診票への記入について
マイナンバーカードによる保険証利用により、診療情報を医療機関同士で連携できるよう、情報取得に同意をお願いさせていただいております。
〇診療情報を取得・活用する効果について
薬剤情報を取得することにより、同じ効果の薬剤を重複して処方しないよう防止することが可能になります。また、投薬内容から患者様の病態を適切に把握することができ、必要に応じて健康診断情報等も確認することによって、適切な医療に活用いたします。
取り組みにつきまして詳細を知りたい方は、受付にお問い合わせください。
令和5年4月1日
重症スギ花粉症!
3月も1週間が過ぎ、スギ花粉飛散がそろそろピークを迎えそうです。茨木保健所によると2月22日が花粉飛散開始日となっています。
その後連日飛散を続け、3月5日の日曜日には330個/㎠を計測しております。2月28日には180個/㎠、3月1日は210個/㎠、3月4日は100個/㎠といずれも3桁の個数が飛散しています。このくらいの飛散数になりますとかなりの数の人々が症状出現しているものと予想されます。
この時期の対策としてはやはり毎日抗アレルギー薬を内服することと鼻噴霧ステロイド薬、抗アレルギー点眼薬を症状出現の有無にかかわらず使用することです。いずれも毎日欠かさず症状がなくても朝出勤前、もしくは登校前に点鼻、点眼を使用してください。また退勤前、下校前にも点眼薬を使用してお帰りください。内服薬もできるだけ同じ時間に服薬してください。それでも症状が出る方はご相談ください。追加薬もしくは薬の変更も考慮いたします。
今までのあらゆる治療薬を使用したにも関わらず症状が強い人の場合は、注射製剤になりますがゾレア®という抗IgE抗体製剤がありますので適応になるかどうかご相談ください。
外回りや部活で外に出ている時間が長い方はそうなる可能性がありますので本人に症状や治療薬を確認してみてください。だらだら経過観察するよりは早めの決断が重要です。
インフルエンザA流行と花粉飛散日
節分、立春と暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。
新型コロナウイルスの感染者は徐々に減少傾向を示しているようですが、インフルエンザの感染者が増加してきています。枚方市でも学級閉鎖や学年閉鎖が報告されています。A型インフルエンザの流行で、症状は発熱、倦怠感、咽頭痛、咳、鼻汁などです。特徴的な症状はなく一般的な感冒と変わりありません。迅速キットで検査しますが、発熱が見られてすぐには検出されにくく1日程度の経過で陽性になるようです。新型コロナの迅速キットも同様です。インフルエンザのほうは治療薬が確立していますが、48時間以内に服用する必要があります。これを過ぎると病悩期間を短くすることにはなりません。また早く解熱しても5病日は隔離が必要です。発熱の翌日から5日間の登校停止期間となります。いずれもご注意ください。
さて今年のスギ花粉症ですが、昨年よりはかなり増加傾向です。例年に比較すると少し多い程度の飛散量になりそうです。昨年は2月28日からでしたが、今年は2月22日が飛散開始日(この日から毎日飛散する日)であると予測されています。そのための予防には2月19日から内服、点眼薬、点鼻薬いずれも開始する必要があります。
少しでも症状が出現すると後々簡単に少量の花粉で悪化します。毎日の継続した服用が重要です。
現在予防のために治療薬を処方していますので、早めにご準備ください。
コロナとインフルエンザ
皆様明けましておめでとうございます。
年末年始は新型コロナウイルス第8波の最中で、多くの方が感染されたことと思います。発熱、咽頭痛、声がれ、咳などの症状で回復はするものの咳と声がれ、のどの痛みが続くか再度強くなる方が多いようです。またほぼ同時に副鼻腔炎になっている方も見られます。
高齢者の方や合併症のある方は重症化することも少なくないようですので感染しないよう注意が必要です。同時にインフルエンザ感染例も徐々にみられるようになってきています。今のところインフルエンザの方に特別な症状はなく、発熱と倦怠感くらいのようです。もう少し症例が集まれば特徴的な症状をお知らせいたします。
さて今月はスギ花粉症患者さんへのレーザー治療月です。昨年よりは花粉の飛散が顕著であるようです。例年と比較しますとやや多い程度とのことで、2月20日頃の飛散開始と言われています。レーザー治療を希望する方は今月中に行うことが必要ですので、まだ予約をされていない方は当院まで一度連絡をお願いいたします。
例年時間切れになる方が見られますのでご注意ください。初期療法としての内服薬の服用は2月20日頃から始めていただければ大丈夫です。
よろしくお願いいたします。
来年の花粉症
とうとう今年も師走に入りました。同時に真冬の寒さがやってきました。
相変わらず咽頭痛、声がれ、咳などの症状の方は非常に多く、第8波の伸びに連動しているかのようです。今後どのような推移を示すかは注意する必要があります。
さて来年のスギ花粉症の予想が報道されています。今年のスギ花粉が随分と少なかったため、今年に比べるとかなり多くなるようですが、例年に比較しますとやや多くとなります。花粉症に対するレーザー治療を希望される方は、12月から予約することができますが、受付電話予約となります。実際の治療は来年1月中に行います。
血液検査を受けたことがない方で、レーザー治療希望の方はとりあえず早めに受診してください。診察と血液検査が必要です。過去に当院でレーザー治療を受けたことがある方や血液検査を受けたことがある方は、他院の結果であっても大丈夫です。また重症花粉症でゾレア®という生物学的製剤の注射による治療を希望の方は早めに従来の治療で効果がないことの判定が必要です。ご相談ください。特に河川敷で野外スポーツをする方は対象になる可能性が高いです。例年通りの薬での治療を希望の方は2月に入ったら一度受診してください。よろしくお願いいたします。
年末は12月29日(木)午前診まで、年始は1月6日(金)から通常通り診療を行います。
ご理解の程よろしくお願いいたします。