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2015.04.22

難聴解説31回目

外耳道の骨を削るやり方は、真珠腫を残してしまう可能性が少なく根治につながりますが、耳の穴の形を大きく変えてしまうことになり生理的な機能が失われてしまいます。それに対して外耳道の骨を残すやり方では生理的な機能や形は残りますが、取り残しの可能性がやや高まります。いろいろな手技が工夫されるのは、真珠腫の手術で一番問題となるのが再発だからです。最近では折衷型が多く、一度削った後に再度外耳道を何かで再建するやり方です。