副鼻腔炎(蓄膿症)手術

当クリニックの副鼻腔炎の日帰り手術について

薬物療法、ネブライザー療法で副鼻腔炎の改善が見込めない場合、鼻茸(鼻ポリープ)がある場合には、手術を検討する必要があります。
森口耳鼻咽喉科では、副鼻腔炎に対する「内視鏡下鼻内副鼻腔手術」を日帰りで行っております。
副鼻腔の異常な粘膜、ポリープを取り除き、本来鼻が持っている換気機能・自浄作用を回復させます。内視鏡で行われる手術のため、従来の術式と比べて、出血、術後の痛み、腫れが少なくて済みます。また、切開範囲も最小限となり、患者様にとってもご負担が少なくなります。
喘息の合併例や長時間の手術が予想されるなど、当院での手術が難しい場合には、連携病院を紹介させていただいております。

適応症例

  • 慢性的な鼻づまり、鼻水でお困りの方
  • いびきがひどい方
  • 鼻呼吸がしづらく、口呼吸になっている方
  • 薬による治療では症状に改善がみられない方

副鼻腔炎の手術の流れ

1、問診・検査

問診・検査問診や内視鏡検査やCT検査により、患者様の症状を診断します。薬の治療で症状緩和が期待できる場合には、3ヶ月程度経過観察し、それでもよくならないようであれば手術をおすすめしております。

2、術前検査

術前検査予約当日、当クリニックまでご来院ください。血液検査、心電図、呼吸機能検査などを行い、手術の内容や手術前の注意点などを説明させて頂きます。

3、手術

手術内視鏡を鼻の穴に挿入し、奥深くまでをモニターに映しながらマイクロデブリッダーなどを用いて手術を行います。マイクロデブリッダーは病的粘膜の削除、またそれに伴う出血や分泌物の吸引といった操作を連続して行うことができますので、短い時間で安全に手術を行うことが可能です。

4、手術後

手術後手術後、鼻の穴に特殊な詰め物を入れます。翌日、それを抜くために来院して頂きます。そして次の週に2回程度ご来院頂き、鼻の洗浄を行います。自宅でも生理食塩水による鼻の洗浄を行っていただきます。患者様によって、間隔は変わりますが、6ヵ月程度は経過観察いたします。

手術後の注意点

手術後当日から、日常生活を送って頂くことができます。ただし当日の入浴はシャワーだけにし、洗髪は翌日から行うようにしてください。また、強く鼻をかむことや、激しい運動などは避けるようにしてください。お仕事も、内容によっては翌日もしくは翌々日から復帰して頂くことができます。なお、手術後鼻の中に腫れや痛みなどが生じることもあります。

慢性化する前に、お早目に受診してください

慢性化する前に、お早目に受診してください「鼻がよくつまる」「粘り気のある鼻水が出て、喉にひっかかる」
そうした症状をお感じになった場合、慢性副鼻腔炎の可能性があります。
副鼻腔炎は症状が風邪などによく似ているため、「そのうち治るだろう」とそのまま放置される方が少なくありません。しかし、そうして放置していると症状が慢性化し、治癒までの期間がどんどん長引く結果となります。つまり、それだけ患者様のご負担が増加してしまうというわけなのです。少しでも症状を感じた時には、すぐに受診するようにしてください。

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