声のかすれ・声がでにくい

声がかすれたり、声が出にくい原因は?

声がかすれたり、声が出にくい原因は?声のかすれ、声が出にくいといった症状の原因としては、風邪、ポリープ、がんなどの疾患、声の出し過ぎなどが挙げられます。
また、加齢によって声がかすれたり声が出にくくなったりすることもあります。
そのまま声を出し続けることで症状が悪化することもありますので、問題のない声の変化なのか、治療が必要なのか、耳鼻咽喉科で適切な診断を受けることが大切です。

考えられる疾患は?

風邪・インフルエンザ

風邪、インフルエンザなどによって喉に炎症をきたすと、発熱、倦怠感、頭痛、鼻水、くしゃみなどに加えて、声がれや喉の痛みを伴うことがあります。
通常は、風邪、インフルエンザに対する適切な治療を行えば、短期間で症状は消失します。

喉頭炎

喉頭炎は、上記の風邪・インフルエンザにかかったとき、あるいは過度の飲酒・喫煙、声の出し過ぎなどによって起こります。
炎症が粘膜の腫れを招き、声がかれたり、声が出しにくくなったりします。

声帯ポリープ

声帯の縁の粘膜で、ごく小さな丸い形状のポリープを成します。声帯の振動のバランスが崩れ、声がかれたり、声が出しにくくなったりします。
歌手、教師、政治家など、日常的に大きな声を出す職業に就いている方によく見られます。
喉を安静にすることが第一です。必要に応じて、消炎鎮痛剤の投与、ステロイドの吸引治療が行われます。また、手術が必要になることもあります。

声帯結節

声の出し過ぎによって左右の声帯のぶつかり合いが過剰になり、声帯の一部が硬くなった状態です。声がかれたり、声の出しにくさを感じます。
喉の安静が第一です。変声期を迎える前のお子様は、変声期をきっかけに症状が消失することが多いため、勉強やスポーツに支障がなければ、基本的に経過観察に留めます。成人の方の場合、数カ月間の経過観察を経てから、改善の見込みがなければ手術を検討する必要があります。

反回神経麻痺

声帯の開閉を含めた喉の機能をコントロールしている“反回神経”に何らかの障害が起こると、声帯が正常に動かなくなり、声がれ、声が出しにくいといった症状が生じます。
反回神経は、脳幹から始まり非常に複雑な経路を持っています。障害の原因としては、甲状腺腫瘍、肺がん、乳がん、弓部大動脈瘤などが考えられます。

声帯萎縮

声帯萎縮は、その名の通り、声帯の容積が減少してしまうことです。声帯が正常に閉められず、隙間が生じ、声がれ、声の出しにくさ、声量の低下などの症状が引き起こされます。
声帯麻痺、加齢の他、声帯の縁に溝が生じる声帯溝症などが主な原因です。
傾向として、男性に多く見られます。

喉頭がん

耳鼻咽喉科において、もっとも発生率の高いがんです。喫煙されている方、アルコール摂取量の多い方によく見られます。
声がれ、声のかすれが2週間以上続く場合には要注意です。

一番上に戻る
一番上に戻る
電話で順番予約ネットで予約予約方法
072-835-7575
ネット予約
予約方法について詳しくはこちら